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冷凍配送の注意点とは

鮮魚や冷凍食品など品質が劣化しやすい品目を適切に保管しながら運ぶためには、注意点を理解することが不可欠となります。

食品を傷めないために知っておきたい注意点を、このページでは紹介します。

そもそも冷凍配送とは

冷凍配送とは、-15℃の温度を保てる冷凍車で荷物を配送する方法です。主に冷凍食品、冷凍スイーツ、お肉、魚介類などの配送に利用されます。

配送温度帯は3つあり、冷凍、冷蔵、常温です。冷蔵配送はチルド配送とも呼ばれ、-5〜5℃で管理され、鮮魚や精肉、乳製品などが対象です。常温配送はドライ配送とも呼ばれ、一般的に10〜15℃(または20℃)で配送されます。特に夏場など気温が高い季節では一定の温度維持が必要ですが、温度管理の幅が広いため手間が少なく、コストも抑えられるのが特徴です。

冷凍配送時の注意点

冷凍配送では温度管理が重要です。以下に、冷凍配送時の具体的な注意点を紹介します。

配送中はエンジンを切らない

冷凍配送では、エンジンを切らずに運転を続けることが不可欠です。エンジンを切ると冷却機能が停止し、冷凍品が解凍される危険があります。特に夏場など外気温が高い場合、わずかな時間でも温度上昇が起こるため注意が必要です。

定期的なメンテナンスが必要

冷凍車は、定期的なメンテナンスが欠かせません。冷却装置の点検や清掃を行い、正常に機能していることを確認しましょう。冷却装置が故障すると配送中に温度管理ができなくなり、食品が傷むリスクを高めます。

また、冷却装置のフィルターや冷媒の定期交換も重要です。メンテナンス不足は、故障やトラブルを引き起こし、配達遅延や品質低下の原因となります。

運転技術も必要になる

冷凍配送には特別な運転技術が求められます。急ブレーキや急ハンドルは冷凍品にダメージを与える可能性があるため、慎重な運転が必要です。配送ルートの選定も重要で、できるだけ揺れや振動が少ない道を選ぶことが望ましいです。

予冷しておく

冷凍機付き箱車で運ぶ荷物の多くは、鮮魚や冷凍食品などの温度管理が厳しく求められる食品です。積み込む際に荷室内の温度が高いと、荷物の温度が上昇して劣化の原因となります。

そのため、予め荷室内を冷やしておく予冷が必要です。機械式冷凍機の場合は予冷が必要ですが、蓄冷式冷凍機では蓄冷と同時に予冷が行われるため、予冷は不要です。

積み込みは置き場所に注意

積み込み・積み下ろし時には、荷室内の冷気が逃げないよう迅速に作業を行うことが求められます。荷室内の奥から詰めて積み込むと冷気が循環しにくくなるため、均等に冷気が行き渡るように荷室内に隙間を空けて積み込みます。また、吹き出し口や吸い込み口付近に荷物を置かないことも重要です。

運送中も荷室内の温度が設定通りに保たれているかを確認しながら運搬します。冷凍機付き箱車を使用した運送では、積み込み・積み下ろしや温度管理など、多くの点に注意が必要です。