荷物を運ぶ方法には、トラックの他に鉄道、船、飛行機などがあります。では、トラック輸送が国内の荷物輸送の総量のうちで占める割合はどれくらいなのでしょうか。
日本国内での1年あたりの貨物総輸送量は、トンベースでは約41億トン、トンキロベースでは約386十億トンキロとされています。このうち、トラック輸送が占める割合は、トンベースではおよそ9割に相当する約38億トン、トンキロンベースではおよそ5割に相当する255億キロトンとなります。
では、物流市場全体の市場規模で比較するとどうでしょうか。国内の物流業全体の収入は年間約29兆円とされていますが、このうち、トラック運送業の収入は、全体の約7割に相当する19兆円となっています。
以上の数字から分かるように、トラック輸送は、輸送総量および市場規模のどちらの観点においても、圧倒的な割合を占めています。トラック輸送は、いわば日本国内の物流の心臓にして動脈であり、多くの人々の当たり前の暮らしを陰から支える仕事であるといえます。
参照元:【PDF】日本のトラック輸送産業現状と課題2022(https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/yusosangyo2022.pdf)
また、食品流通においても、トラック輸送は大きな割合を占めています。
例えば、平成29年度および平成30年度においては、トラックで輸送された食品の総量はトンベースで664,998千トンとなり、これは、全体の約97パーセントに相当します。
参照元:【PDF】食品に係る物流効率化実施の手引き(https://www.mlit.go.jp/common/001391286.pdf)
日本の物流の心臓であるトラック運送ですが、トラック運送業界が抱える大きな課題として、ドライバーの高齢化と、それに伴う人手不足があります。
令和3年時点において、トラック運送業界でドライバーとして勤務する人の総数は約84万人ですが、年齢別に見ると、このうち最も多いのが50歳以上のドライバーであり、全体の約45%を占めています。次いで多いのが40歳以上50歳未満のドライバーであり、全体の29.1%を占め、40歳未満の若いドライバーが占める割合は24.1%にとどまっています。トラック運送業界は、比較的年齢の高いドライバーに労働力を依存しており、現役のドライバーが定年退職するつれて、深刻な人手不足となることが予測されているのです。
ただし、トラック運送業界が抱えるこうした問題は、裏を返せば、トラック運送業社での優秀な人材をめぐる争いが大きくなるということでもあり、トラックドライバーに転職することを考えている人にとっては、必ずしも悪いことではありません。
参照元:【PDF】日本のトラック輸送産業現状と課題2022(https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/yusosangyo2022.pdf)
トラック運送業界はまだまだ成長していく市場といえるでしょう。それとは反比例するかのように人手不足が問題となっています。つまりどの企業も若いトラックドライバーの担い手を渇望しているのです。ずばり運送業界に転職するなら今です!ここでは運送業界の中でも食品配送ドライバーの世界について紹介しているので興味のある方はぜひご覧ください。